RAID10

RAID1とRAID0の特徴を併せ持つRAID10

「RAID1+0」とも呼ばれるRAID10は、その別名が示す通りRAID1(※1)とRAID0(※2)の特徴を併せ持ったRAID技術方式です。

(※1)データの複製を別の場所にリアルタイムに保存すること。
(※2)1つのデータを2つ以上のHDDに分けて同時に書き込むこと。

専門家のなかでも、このRAID10とRAID01(RAID0+1)とを混同している人がいますが両者は似て非なるものです。

RAID10がミラーリンググループを束ねてストライピングする方式であるのに対して、RAID01はストライピンググループをミラーリングする方式となります。

RAID10とRAID01を比較すると、ハードディスクの本数は同じでパフォーマンスも同程度ですが、可用性・冗長性の点ではRAID10の方が優れた方式だと言えます。

RAID10のメリット

RAID10は、「容量の増大」「処理速度の高速化」「耐障害性の向上」をすべて兼ね備えています。これは、RAID1とRAID0を組み合わせた技術方式ですから、両者のメリットを備えているからです。

RAID01も同様のメリットを持ちますが、各ストライピンググループ内のハードディスクが1台ずつ壊れた場合、全体として動作不能となってしまう欠点があります。

その点、RAID10はストライピングされた各ハードディスクはミラーリンング構成になっているため、2重化された両方のドライブが壊れない限り稼動します。つまり、2重化されたドライブのうちどちらかが壊れたとしても、継続的に稼働することができます。

RAID10のデメリット

メリットでも触れた通り、ストライピングされた各ハードディスクはミラーリング構成になっているため、RAID10方式を採用するためには2倍のハードディスクが必要です。

そのため容量効率という点では、たとえばRAID5などと比べると、どうしても劣ってしまいます。

また、「2倍のハードディスクが必要」ということは、最低でも4台のハードディスクを用意しなくてはなりません。そのための導入コストの高さも、RAID10のデメリットとして挙げることができるでしょう。

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